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舞浜にも導入を! DLRとWDW1デー&マルチデーチケットの価格改定、シーズン制の導入へ

かなりの周回遅れな話題でまたまた恐縮です。

ディズニーランド・リゾートとウォルト・ディズニー・ワールドでそれぞれ2016年2月28日より価格改定がありました。

時期によって価格が変動するシーズン制の導入です。

プライス表も作成しましたので、ご参考になれば幸いです。

なお、今回は1デーとマルチデーパスポートが価格改定の対象で年間パスポートは対象外となります。

DLRとWDW1デー&マルチデーチケットの価格改定、シーズン制の導入へ

第一報はDisney Parks Blogですね。

Disney Parks Adopt Seasonal Pricing on 1-Day Ticket | Disney Parks Blog

簡単に言うと新しいアトラクションやショーもスタートする、スターウォーズエリアも作るのでお金も必要だし、もっと言うと価格に見合った体験価値の向上をお届けできます、という事だと解釈しております。

勿論、新しい物を作るから相応にお金がかかるというのもあるのですが、価格に見合った価値を提供する自負があるから値上げするという事で、強気の姿勢が伺えますね。

それだけの自負があるということがそもそも凄いと思ってます。

シーズン制の導入

今回の特徴が"シーズン制"の導入。

  • バリュー (月~木の平日)
  • レギュラー (週末とサマーバケーション期間の月~木)
  • ピーク (春休み、秋休み、サマーバケーションの週末、12月のほとんど)

3種類の区分けが発生するようです。

端的に言えば閑散期に相当する時期は安いけど、繁忙期は高いよ、ということですね。

時期によって価格がスライドするわけですが、合理的な価格設定の方法ですね。

DLRの新価格

以下、エクセルにまとめた価格表を添付しておきます。

旧価格のパークホッパーオプションは大人も子供も$50.00でした

WDWの新価格

以下、エクセルにまとめた価格表を添付しておきます。

10デーまであるので、各シーズンごとに分けてご紹介します。

バリュー

レギュラー

ピーク

今後のご旅行プランにも若干は影響しますかね。勿論、いつ行くか、という話しです。

WDWは頻繁に行けるとも思っておりませんが、DLRは直行便もあるし、ハワイよりも安いので行く人は年に2~3回は行けますね。勿論、航空券代が安い時期などを狙えばの話しですが。

今後お出かけになる方は新価格表もにらめっこしながらじっくりと旅行プランを練ってみてください。

東京ディズニーリゾートにもシーズン制の導入を!

ここからは個人的な雑感です。

閑散期であっても繁忙期であっても東京ディズニーリゾートの場合は365日チケットの価格は基本変わりません。

これは1デーパスポートも年間パスポートも同じです。

2016年4月からチケット代が値上げしますが、海外のように行く時期で価格が変動する仕組みはありません。

そして年間パスポートに関してはそのランクによって除外日が設けられているという仕組みもありません。

レストランやお手洗いが常に長蛇の列。クリスマス時期や春休み、GW、夏休み時期の舞浜は訪れる日によっては本当にストレスに感じるくらい混雑します。

顧客満足度にも大きな影響を与える問題、混雑緩和が喫緊の課題のようにも思える東京ディズニーリゾートにも海外のようにシーズン制を導入してゲストの流入をコントロールするべき時期が来たのではないか、と考えます。

「混んでいる」→だったら行かない

最近は年間パスポートが切れているので1デーパスポートで遊びに数回行きました。

そして感じたのはせっかく来たのにどこもかしこも混んでいるようでは折角遊びに来た年に1回のレベルでしか来園出来ないゲストの方の満足度はなかなか得られないのではないか、という印象。

凄く混んでいる→じゃあ行かない、という選択をされる方も少なくはないのではないか、とすら思います。

混んでいたら遊ぶ楽しみは激減すると考えるのも無理は無いと思うのです。

どこに行っても並ぶのは正直ストレスに感じる方は大勢いるはずです。

かくいう私もそうです。

そしてメディアがどれだけ快適に過ごせる情報を提供してもTwitterやinstagramなどの即時性が高いソーシャルメディアで検索をしたら今日のこの時点でのパークの情報は容易に分かります。

そこで得た結果を元に、とてもシンプルに「行く・行かない」は判断出来てしまうのです。

こういう状況を打開するには日によっては除外日を設ける。

そして行く日によっては価格帯をスライドさせる。

閑散期は安くてもいい。

しかし、繁忙期は極端な話し1万円でもいい。

そういう割り切りもわりと早めに必要になると私は捉えております。

TDRのチケット価格シーズン制の導入はいつ?

おそらくですがOLCは前向きに検討をしてあらゆる角度でその影響を調べているのではないかと判断します。

実際2016年10~12月は土日祝日は日付指定券でないと入場が出来ないルールを設けております。

こういうチケットの売り方で少し様子を観るのかもしれません。

もう1つ、年間パスポートの新デザインが先日発表されましたが、新デザインの販売期間が2016年4月1日~2017年3月17日でありました。

ちょうど東京ディズニーシーの15周年イベントが終わるタイミングで新しいものに切り替わるようです。

実はこれが1つの符牒で来年の今頃は海外パークのようにシーズン制を全ての券種で導入してゲストのコントロールを図ろうとする考えなのではないか、と思うのです。

それこそ、大型連休の時期は1デーパスポート1万円、というのもありでしょう。

そして年間パスポートもいっその事、単パーク毎の年間パスポートを売るのを止める。

3~5つくらい価格帯を分けて、除外日を設ける。

平日夜間限定とか土日祝日限定とかあってもいいのです。

365日いついかなる時でも両方のパークに行ける入園保証付きの年間パスポートは今よりも高値で設定してもいいと思います。(今でも十分高いので今よりも安いパスポートが欲しいという個人的な希望はあります。)

おそらくここまでやらないと1人のゲストがパーク内で快適に過ごせる空間を作り出すことが出来なくなるのではないかと推察します。

大規模な再開発もあり、客数のコントロールも必要。

勿論、チケットも何もかもお財布に優しいパークであって欲しいと思います。

しかし現実問題を考えると価格を上げて客層を絞るやり方というのはやむを得ないと思います。

賛否は分かれるところですが、改めて価格とともに得られる価値ってなんだろうと言う事を今一度考えてみるといいのでしょうね。

アナハイムは1デーで1万円でもそれ以上の価値があると感じました。

東京も価格以上のバリューは実際にあると思います。そしてそれをもっと多くの方にも感じてもらいたいと切に願うところでもあります。(今以上の要企業努力って事ですね。)

最後は偉そうに申し訳ないですが、行く人にとって「また行きたい」と帰り際にそう思って貰えるパークであって欲しいと1人のゲストとして常に思う事なので、頑張ってほしいなという気持ちを読まれた皆さんにはご理解頂けると幸いです。

ウレぴあ総研とTDRハックでもお世話になっております、ご存知舞浜新聞さんもこの話題には触れられておりましたので、そちらも是非読んでみてください。大変に勉強になりました。

舞浜新聞:年間パスポートの新デザインから、舞浜の未来を考える

書くのに1ヶ月近くもかかってしまいましたが(苦笑)、色々と今後も遅筆であっても頑張って書いていこうと思います。

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