東京ディズニーリゾート2015年度上半期の入場者数が発表されました。
対前年比-4.8%という数字が速報値としてリリースされました。
2015年度上半期の入場者数は対前年比4.8%のマイナスに
見出しのトーンは暗めですが、明るい材料はあります。
2015年度上半期は過去3番目の高水準に
過去1番は2013年、そう30周年の時。2番目は昨年の「ワンス・アポン・ア・タイム」の好影響によるもの。
それについでの3番目なのでむしろ胸を張っていいと思います。
参考までにここ3年の水準を記載します。
- 2013年度:15,359千人
- 2014年度:15,099千人
- 2015 年度:14,372 千人
※プレスリリースを参照下さい（下記にリンクを記載しておきます）
入場者数マイナスの原因は？
プレスリリースを読む限りでは
- ワンス・アポン・ア・タイム特需の反動
- 天候の影響（雨天と猛暑）
と分析されております。
確かに、4月イースターも7月夏祭り、9月ハロウィーンもプレスデーは雨でしたものね。
あとはイベントの最初の頃は寒かったり雨に祟られたりでしたね。
そして「4月以降の入場料＆その他価格の値上げ」も客足が遠のく原因でもあったことでしょう。
駐車場が土日祝日3,000円はしんどいものです。まだ景気回復を生活の中で実感出来ていない方が多い訳ですからね。（株価を買い支えているのは外国人投資家が多いというのが大きな要因なんでしょうが...）
今後の盛り返し策についてクリスマスにアナとエルサのフローズンファンタジーもありますので、当然対策は練っているかと思います。
また来年は東京ディズニーシーの15周年ですから一気に弾みをつけるためにもきっと巻き返してくると思います。
しかし、来年以降は大規模な再開発もあります。クローズになる施設なども出てきますので短期での爆発的な伸びは期待しないほうがよいのかもしれません。
中長期で観て、育む視点で会社を応援して欲しいというのが株主の皆さんとゲストに対するストレートな会社の本音なのかもしれませんね。
1日の発表が2日の株価にどう影響が出るのかも注視したいところではあります。
東京ディズニーランド®・東京ディズニーシー®2015 年度 上半期入園者数（速報）
好調が続くUSJの2015年上半期は過去最高の入場者数に
あまりこのブログでは取り上げないのですが、USJは2015年度の上半期は過去最高の入場者数に達したという話題も出ております。
やはりハリー・ポッターは根強い人気があるし、「進撃の巨人」や「妖怪ウォッチ」などの人気マンガなどをテーマにしたイベントなどでひたすらに「攻めて」ゲストを飽きさせない工夫をしてきた事が数字の伸びに繋がってきたのだと思います。
そして先日の買収の話し。
これにより上場は見直しになりましたが、第3セクターでスタートするもずっこけて民事再生→ゴールドマン・サックス・グループの主導で経営再建を果たし最終的には子会社にはNBCユニバーサルを抱えるコムキャストにエグジットされて（金融の会社らしいバイアウト劇なのかもしれませんね）晴れて直営化という運びになりました。
直営化ですから今以上にメリットは大きいと思います。
沖縄の話しもどうなるのか気になりますが、バックがより強大な物になったという印象がしますね。（グレン・ガンペルCEOの行く末も気になります）
東西のライバル同士がしのぎを削る日本のテーマパーク市場ですが、上海ディズニーランドのオープン、そしてユニバーサルも北京に出来ます。
日本近隣でそれこそ”お客を奪い合う”事になる今後数年、東京五輪を控える中で日本にやってくる外国人観光客の囲い込みも重要な経営戦略になってくると思います。
圧倒的なコンテンツを持つ両者でも絶対的な軸となる「ミッキーマウス」がいるディズニーと対照的に「なんでもあり」なユニバーサル。
国内資本のオリエンタルランドと外資のユニバーサル。
あらゆる意味でカラーが違う両者が今後の競争激化の中で、どう「次の一手」を打ってくるのか。興味深い話であります。
ま、ゲストの立場からするとより楽しい選択肢が増えることはいいことなんですけどもね～。
いつもご愛読誠に有り難うございます。
現在、筆者は当ブログの他に下記サイトでも執筆を行っております。
2014年8月～
東京ディズニーリゾート攻略系サイト「TDRハック」
http://tdrhack.com
2015年7月～
ウレぴあ総研ディズニー特集
http://goo.gl/nYf0q5
力を入れて書いておりますので、当ブログともどもよろしくお願い申し上げます！
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