2016年11月からスタートしたアウラニ・ディズニー・バケーション・クラブ・ヴィラ コオリナ・ハワイで開催中の「カ・ヴァア:ルアウ・アット・アウラニ」
人気のナイトエンターテイメントであった「スターリット・フイ」の後継ショーとしてスタートした「カ・ヴァア」
今回は2016年12月、実際に参加して鑑賞してきた内容を2回に分けてご紹介します。
例によって長いので、ご容赦下さい。
「カ・ヴァア:ルアウ・アット・アウラニ」とは
まず、どんなナイトエンターテイメントなのか、ということを簡単に紹介します。
夕刻からスタートするこのルアウ(=宴)はビュッフェ形式の食事を楽しみながら古典~現代のフラ、ハワイに古くから伝えられる様々な伝説・逸話を鑑賞する3時間30分のエンターテイメントになります。
基本的には「アメリカ本土在住の方に向けたハワイ・ポリネシアンカルチャーを歴史を絡めながらわかりやすく伝えるためのショー」です。
ハワイはアメリカにある50州の中で唯一王国が存在した領地になります。
アメリカ本土の方からすると不思議な魅力のある州の1つ。
そこにしかない固有の文化を学ぶ機会を設けているという解釈をした方がいいでしょう。
予約方法は下記をご参照下さい。
タイムスケジュール
基本は水曜と土曜ですが、時期によっては開催曜日は異なりますので、予約時に必ず曜日を確認下さい。
17時開演~20時30分頃終演です。
17時にはVIP席を中心に入場が開始します。
19時近くまではバンドが入り音楽を鑑賞したり食事を楽しんだりして"本編"を待ちます。
この間、ハワイ文化に触れる機会もあり、小さなお子さんを中心にミニイベントに参加します。
19時以降は90分程度本格的なハワイアン・ポリネシアンダンスを鑑賞するという機会になります。
また、「カ・ヴァア:ルアウ・アット・アウラニ」開催曜日の夕刻に「Hula for You」が開催されます。
賞味10分のフラダンスショー。カ・ヴァアに参加されない方は「Hula for You」をご鑑賞下さい。
開演前のハラヴァイ・ローンの様子
撮影は2016年12月3日の土曜日、お散歩中の撮影になります。
夕刻の開催ですが、昼過ぎからテーブルセッティングなどで準備がはじまります。
VIP席と一般予約席に関しては入場口が異なります。
当日はキャストさんが案内をしてくれますので、迷われた方遠慮なくたずねてみるといいでしょう。
VIP席は1Fエレベーターを降りてすぐの場所に看板が立っているので分かりやすいでしょう。
一般予約席はアマアマの側ですね。
現地で正式予約の手続きを済ませましょう
電話で予約をしたので、現地についてから決済のカード登録含めて正式予約完了の手続きを行わないといけません。
場所はコンシェルジュデスクにあります。写真のサインボードが目印です。
予約を完了したらこんな質素な用紙を貰えます。これがいわゆるチケットになるので、当日これを忘れないように。
手続自体はシンプル、電話で予約した旨を伝えてください。そうすると正式予約の手続きをキャストがやってくれます。
2A=2 Adultということですね、大人2名。
私たちは今回気合い入れてVIP席で鑑賞しました。
2人で4万円近くかけて鑑賞する割にはシンプルな用紙、しかも手書きでびっくりしましたが、それでも新しいルアウに期待が膨らみます。
この手続は到着後すぐにやるのがいいでしょう。忘れないうちにという意味でも、です。
アウラニの中にはこんなデジタルサイネージがあちこちにあります。
写真素材はスターリット・フイですが(笑)、スターリット・フイがいわゆる前菜だったらメイン・ディッシュはこの「カ・ヴァア」なのかな、という考えを持って当日に臨みました。
しかし、このデジタルサイネージ、タスクバーが出っぱなしでおかしくなっちゃいますね(笑)。
入場開始
17:00より入場開始です。
VIPの方は10分前にはかなり待っていたようです。
私は16:50よりワイコロへ・プールで「Hula for you」を鑑賞していたので入場開始には間に合わなかったのですが、既にハラヴァイ・ローンにはVIPの方が大勢おりました。
ここでしか貰えない特別なレイを受け取ります。
男性は写真左側のククイナッツに貝殻があしらわれたレイ、女性は白い貝のレイを受け取ります。
これはウェルカムドリンク。種類が選べますが、私たちはトロピカルフルーツジュースを頂きました。
アルコールも頂けます。
そしてVIPなので(笑)、アテンド付きで席に案内してもらえます。
案内されたのはFというところ。
位置的には最前列の1番右端になります。
こんなアングルでステージを楽しめます。
既にバンドが陽気なハワイアンソングを奏でてくれています。
食事をしながら鑑賞していた時はディズニー映画『ジャングルブック』の「The Bare Neccecities」のハワイアン&クリスマスバーションで歌っていました。
時期的にホリデーシーズンでしたので、クリスマスソングをハワイ語で歌う演奏が多かったですね。
そうそう、入場時にはリストバンドを頂きました。VIP席の方々はこのリストバンドを付けます。
シャイニーな赤いリストバンドです。
アウラニに行くとどうしてもリストバンドコレクターになってしまいますが、これはこれで大事な思い出のリストバンドですね。
ハワイの歴史や文化に触れる
着席後、食事を取りに行くのですが、その合間にこうして多くの子供達・ファミリーがハワイの歴史や文化に触れることの出来るアクティビティにこぞって参加します。
NA PUA U'I (FLORAL CRAFT)
NA PUA U'I(発音はきっとナ・プア・ウイ)=FLORAL CRAFTということで生花でアクセサリーになるようなものを作っているんですね。
パウ・ハナ・コミュニティ・ホールでよく生花でレイを作る光景をよく目にしますが、それと似たような感じという印象でした。
KU'I KE KALO (TARO POUNDING)
観たまま、タロイモをすり潰す体験が出来るということです。主食でしたのでどうやってすりつぶしていたのか学べますね。
ちょうど残骸(?)があったのでパシャリ。
KAKAU (HAWWAIAN TEMPORARY TATOOS)
これが1番人気、とにかく長蛇の列でした。
タトゥーはそもそもは宗教儀礼的な意味合いの強いもの、ハワイに古くから伝わる植物などを描いていきます。
実は日本古来の神道もそもそもは自然祭祀の宗教。
万物に神が宿るという考え方はここハワイでも同じなので日本の方にはその概念自体が結構しっくりくるのかもしれません。
とはいえ、我が国ではタトゥーがあるとそれだけで不利益を被ることが多くあるので推奨はされませんが、アウラニに来たらチャレンジしてもいいかもしれませんね。本当に彫るわけではないし。
時間がかかるので諦めちゃう方もいるのですが、やはりここでも子供は元気というか、様々なことにチャレンジする姿勢は印象に残りますね。
言葉の壁もあるんでしょうけども、私にもし息子や娘がいたら言葉が大して通じなくてもチャレンジさせますね。
そうじゃないと"肌身"で理解できないから。
アウラニでしか味わえない経験という事を考えても、お父さんお母さんたちにお願い、お子さんがモジモジしていたら思い切り背中を押してあげてくださいね。
せっかくお金を払って参加するんですし。
シーアとノア、2人の姉弟が登場
さて、どんどん周囲が暗くなるうちにステージ上には1人の女性がやってきます。
一見するとアンティ風のこの女性、名前はシーアといいます。
今回のこのルアウをリードする登場人物の1人です。
やがてもう1人の男性がステージ上に迎えられます。
彼の名前はノア、シーアの弟です。
この姉弟2人で私達が今回鑑賞するルアウをリードしてくれます。
余談ですが、シーアからこんなメッセージを頂きました。
「Disney Vacation Club Member Welcome Home!」
VIP席だけ大いに盛り上がりましたが、確かに周辺を見回すと自分たちが付けているリストバンドと同じ種類ばかりでした。
優越感があると言えばあるんでしょうが、一般予約席とVIP席の差異$50.00程度を気にしない方々の集まりなのかと思うとちょっと私は気がひけるというか(苦笑)、庶民の自分が紛れ込んじゃいけなかったのかな、という気分に一瞬なりました。
それはともかく、こうして声をかけてくれるのはうれしいですね。
ハラヴァイ・ローンが賑やかなルアウの会場に大変身!
シーアとノアはこのルアウがどういうものなのかをここで教えてくれます。
カ・ヴァアの「ヴァア」=カヌーを意味するハワイ語。
彼らの遠い先祖は海を渡りハワイにやって来たのですが、その際に乗っていたのはカヌー。
そのカヌーをモチーフにしたステージで過去・現在のハワイの文化、そして歴史や逸話を通じて自分たちが誇りにしている文化や歴史を知ってもらおうということを2人から聞くことになります。
そしてシーアのリードで現代フラ=アウアナがスタート!
次はノアが若い男性たちとともに踊ります。
ステージ上が一気に華やぎ、そしてゲストの視線が一気に集中します。
すると、通路にダンサーが登場します。そして、ステージ下にもダンサーが登場してルアウは一気に盛り上がります。
本格的なアウアナをいきなり側で鑑賞できてとってもうれしかったですね。
こうして最初の第一幕は終了します。
ここまでの流れとしては入場~食事~アクティビティ参加~ショー鑑賞という流れで2時間程度の時間が過ぎます。
意外とあっという間に過ぎた2時間でしたね。
この間、15分程度の休憩が入ります。
そして後半戦、第2幕がスタートします。
味付けは薄いけど美味だったビュッフェ
さて、お食事について触れます。
基本的にはビュッフェ形式です。
なので好きなものを好きなように取って食べるということになりますが、個人的な印象は「マカヒキ」と同じような感じのメニューで味付けはマカヒキより薄い、ということですね。
おそらく客層的にご年配の方が多いから?もしくはファミリー層向けなので、万人受けする味付けにしたのかな、と思いました。
どこで作ったのか分かりかねますが、マカヒキやアマアマで作ったような感じはなかったですね。
というのも会場外には貨物移動用のワゴンがあったり、ハイエースみたいな車が停まっていたのを目撃しているのでもしかするとどこかで作ってもらっているのかもしれません。
とはいえ、味が落ちることは一切なく、アウラニのクオリティをしっかり保っていると思います。
ただ、味付けが薄いのでそこに物足りなさを感じる方はいるかもしれません。
写真は正直大したものはありません。
しかも料理を取りに行くついでに取ったものばかりなので本当に雑です。
本当に申し訳ないです。
これだけのために改めて取材し直したいくらいです(T_T)
名物カルア・ピッグです。これはあっという間になくなりました。
ここでもアヒ・ポキです。マカヒキのそれと比較するとかなり穏やかな味付けでしたが、美味は美味。
モアナのスイーツがあったのが印象的。これも大人気ですぐに無くなりました。
前半戦のうちに食事は全て終えよう!
お食事について大事なことをお伝えします。
実はこの現代フラ=アウアナの開始前後でメイン・ディッシュがきれいに無くなるのです。
前半戦が終わり、改めて何かを食べようと思って様子を見に行ったらほとんどなかったんです(笑)。
デザートもあまりなかったですね。
1つはみんな食べきったということもあるのですが、もう1つはアウアナがスタートした時点で片付け始めてしまうんですよね。
これには正直びっくりですが、「食っていないでちゃんとショーを見ろ」ということなのかもしれません。
したがってバンドが賑やかに演奏している間に腹ごしらえをしておくことがカ・ヴァアをよりよく楽しむ秘訣なのかもしれません。
皆さん、食事を取りに行くときは早めにお腹いっぱいにする戦略を練りましょう!
食事におけるVIP席のメリットは何か?
もう1つ、今回VIP席で鑑賞しました。
VIP席のメリットは何か?ということを最後にまとめます。
- 優先的に料理を取りにいける
- テーブルにかかりの人間が付き、ドリンクをサーブしてくれる
- アルコール類はVIP席は全て価格内に含まれているので飲みたいだけ飲める
一般予約席の方について、アルコール類は別チャージです。
食事を優先的に取りにいけるのはいいですね。
その時、一般予約席は入場のために列を作っているので一足先に食事を楽しめるのはいいな、と思いました。
ドリンクも自ら取りに行かなくてもいいのはいいですね。
なお、チップは払いません。全て価格込みです。
座席としてはステージから観て前の2列がVIP席でした。
レインボー・ルアウのS席みたいな感じと捉えて頂けると分かりやすいかも。
長くなりましたが、次の回は第2幕、後半戦の話になります。
ここからがいよいよ本格的な古典フラであったりタヒチアンダンスであったり、ハワイの歴史や文化に触れていくようなお話しになっていきます。
また長くなりますが、懲りずにお付き合いいただけると幸いです。
※2016年12月滞在時の記録になり、以降変更が生じて当記事の内容と相違が発生するケースが考えられます。ゆえに実際に鑑賞をご希望される方はあらかじめアウラニの公式HPでその内容を必ず確認して下さい。
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