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Disney Vacation Club アウラニ

アウラニのスティッチ像にある"紙"のようなものに書いてある内容は何か?

2017-06-26

今日6月26日は試作品番号626=スティッチの日。

アウラニ・ディズニー・バケーション・クラブ・ヴィラ・コオリナ・ハワイにあるスティッチの像

アンティーズビーチハウスにある像はフォトスポットでもあるし、ポケモンGo!のポケスポットでもあるのですが、あの銅像でスティッチが持っている紙のようなもの、見かけた記憶もあるかと思いますが、あれ、なにが書いてあるのか皆さんご存知でしょうか?

今日はその内容の解読と解説をやってみようと思います。

スティッチの銅像の下にある紙はそもそも何か?

ここに「Maika'i Lilo」と書いてあり、Aのマーキングがされています。

これ、Lilo Pelekai=リロが学校に提出したレポート(宿題だったのかな?)、これがスティッチが持っている紙なのです。

「Maika'i」とは英語で言うところの「Good」や「Fine」に相当する意味になります。

このレポートの評価はなかなかのものであることが伺えます。

では、リロは学校にどんなレポートを出したのか、解読(?)してみましょう!

"Hawaiian chants and songs by Lilo Pelekai" 原文

では英文を転記します。

Hawaiian chants are called Oli.

Oli are different than simple songs because they helps us remember real things that happened in our past.

We really love an Oli called the Kumilipo because it's sorta like a "family tree" chant that reminds us that plants,animals and the people are all family.

The Kumulipo is called a creation Chant.

it is more than two thousand lines long and takes many hours to recite, so it's not for everyday use.

it's for special Chiefs because their family names are part of the chant.

Queen Lili'uokalani translated the Kumulipo into English from the Hawaiian version that her brother King David Kalakaua wrote.

Certain types of chants and hula go together.

We call may day "Lei Day"in Hawai'i and that's a time when lots of kids here perform hula and chant at school and the community celebrations.

Everyone loves to do "He Mele No Lilo" at Lei Day, but I learned that it's not the real hawaiian chant and was recorded using the non-traditional beats.

It was written a few years ago and borrowed words from two real mele inoa written for king Kalakaua and Queen Lili'uokalani.

It help us a lot to know a little to bit more about Hawaiian chants and songs and where they come from.

That way we can remember them for the right reasons.

これがリロが書いたレポートの全文です。

1つずつ観ていきましょう。

"Hawaiian chants and songs by Lilo Pelekai" 日本語訳解説

Google翻訳などのソフトウェアを使った意訳になります。

100%正確な翻訳ではないことをご了承下さい。

Hawaiian chants are called Oli.

Oli are different than simple songs because they helps us remember real things that happened in our past.

We really love an Oli called the Kumilipo because it's sorta like a "family tree" chant that reminds us that plants,animals and the people are all family.

意訳:ハワイアンチャント(祈り・聖歌・祈りの歌)は"オリ"と呼ばれています。

"オリ"は他の歌とは異なります。それは過去の私達ハワイアンの史実を思い出す助けとなるからです。

私たちは"クムリポ"と呼ばれる"オリ"を本当に愛しています。

なぜならば、"クムリポ"は植物や動物、そして人々がみなファミリーであることを思い出させてくれる、それはいわば"家系図"のようなチャント(祈りの歌)だからです。

"クムリポ"とは何か、次に記載があります。

The Kumulipo is called a creation Chant.

it is more than two thousand lines long and takes many hours to recite, so it's not for everyday use.

it's for special chiefs because their family names are part of the chant.

意訳:"クムリポ"は創世神話と呼ばれます。

"クムリポ"はその長さが2,000行以上にも及び、暗証するのに何時間もかかります。

なので、毎日暗証するものではありません。

"クムリポ"は特別な組織の長のためのものであります。

なぜならば、彼らの家族の名前がチャント(祈りの歌)の一部であるからです。

"クムリポ"は創世神話と呼ばれるそうです。

日本で言うところの古事記に相当するものだと捉えておけばよいのでしょう。

Queen Lili'uokalani translated the Kumulipo into English from the Hawaiian version that her brother King David Kalakaua wrote.

意訳:デイヴィッド・カラカウア王が過去にハワイ語で書いた(公表した)"クムリポ"をリリウオカラニ女王が英訳しました。

データをチェックしてみると、リリウオカラニ女王は退位後に英訳をしたようです。

カラカウア王はリリウオカラニ女王のお兄さん。

あのハワイ島はヒロで毎年開催されているメリー・モナーク・フェスティバルの「メリー・モナーク」→「Mary Monarch」がカラカウア王になります。

Maryには本来「陽気な」という意味があります。

実際、カラカウアは大変陽気な方で賑やかなことが大変お好きな王様だったそうです。

しかし、反面「散財」しやすい傾向にもあったようで国家の運営も「放漫経営」だったそうです。

この「メリー・モナーク」という呼ばれ方もこういう事情を皮肉っぽく捉えて言っているという意味合いもあるそうです。

イオラニパレスのガイドツアーに行くとこの2人の兄妹の話しはじっくり聞く事が出来ます。

特にリリウオカラニ女王はハワイ王朝最後の「王様」でありました。

ハワイを代表する曲とも言われる『アロハ・オエ』は彼女が書いたものです。

映画『Moana』でもタラおばあちゃん、歌っていましたものね。

記憶にも新しいかな、と思います。

少し話がそれましたが、リリウオカラニ女王が"クムリポ"を英訳したということになります。

Certain types of chants and hula go together.

We call may day "Lei Day"in Hawai'i and that's a time when lots of kids here perform hula and chant at school and the community celebrations.

意訳:ある特定のチャントやフラは関係があります。

私達が"レイ・デイ"と呼んでいる、ハワイのメーデーは、多くの子供達が学校や地域コミュニティのお祝いでフラを踊ったりチャントを歌ったりする時期でもあります。

メーデーと言えば、日本でも労働者のための日、労働組合が様々な場所で集会をするようなイメージが強いのですが、元々ハワイではこのメーデーにあたる5月1日は祝日なのです。

"レイ・デイ"と言って、5月1日は古代ローマ春の女神フローラを称え春の到来を祝福する日として1927年に祝日に制定。

ハワイ各島にてレイ・デーのお祭りが開催されるのだそうです。

ここでは学校や様々なコミュニティで春の到来をお祝いしてフラを踊ったりハワイアンチャントを歌ったりするようです。

若干、TDSのイースターのお祝いに近い感覚ですね。

(復活祭を祝っているのではなく、春の訪れを皆で喜び分かち合うのがあの"ファッショナブル・イースター")

Everyone loves to do "He Mele No Lilo" at Lei Day, but I learned that it's not the real hawaiian chant and was recorded using the non-traditional beats.

It was written a few years ago and borrowed words from two real mele inoa written for king Kalakaua and Queen Lili'uokalani.

It help us a lot to know a little to bit more about Hawaiian chants and songs and where they come from.

That way we can remember them for the right reasons.

意訳:みんな"レイ・デイ"で"ヘ・メレ・ノ・リロ" (a song for Lilo)を踊って歌う事がとっても大好きなのですが、"ヘ・メレ・ノ・リロ"は本当のハワイアンチャントではなく、伝統的ではない拍数を使っていたということを学びました。

"ヘ・メレ・ノ・リロ"は数年前に書かれ、カラカウア王とリリウオカラニ女王について書いた2つの賛美歌から歌詞を拝借した曲だったのです。

ハワイアンチャントと歌についてもう少し知るために、そしてハワイアンチャントや歌がどこから来たものなのかということを知るための十分な手助けになります。

そうすれば私達は正しい理由でハワイアンチャントと歌について覚える事が出来ます。

"He Mele No Lilo"はもうお分かりになりましたね!

Lilo & Stitchでオープニングに流れる音楽です。

どうやらリロ自身が"He Mele No Lilo"は伝統的なハワイアンチャントではないということを知ります。

その理由が数年前に書かれた作品であり、しかも、カラカウア王とリリウオカラニ女王について書いた2つの賛美歌から歌詞を拝借した曲だった、ということです。

おそらくですが、"He Mele No Lilo"を通じて本当のチャントである"He Mele Inoa O Kalakaua"や他の伝統的なハワイアンチャントを覚えることが出来るということを言いたいのではないでしょうか。

そのきっかけとして"He Mele No Lilo"があるということを言いたげな感じがします。

ハワイのチャントや歌に関する簡単なレポートですが、ハワイの歴史を語る上で欠かせない人物の名前が2名出てくるところをみるとかなり凝縮された、そして結構難解な内容だな、と調べていて感じました。

ハワイ語の意味ですが「mele=song」「inoa=name」になります。

ここでは王様であるカラカウア王とリリウオカラニ女王の名前が出てきますので、純粋に2人の王様を称える歌ということで解釈上はOKだと思います。

これが"He Mele No Lilo"の下敷きになった原曲"He Mele Inoa O Kalakaua"

マーク・ケアリイ・ホオマルさんといえば、"He Mele No Lilo"だけでなく、"Hawaiian Roller Coaster Ride"もこの人の曲ですね。

ということで、長くなりましたが、リロが書いたレポートの内容をまとめてみました。

情報参照元

当記事編さんにあたり、参照したサイトは下記になります。

あと、不明箇所はwikipediaで検索しました。

ハワイの歴史や文化はなかなかわからないことが多いので検索して情報をチェックしながら書きましたが、色々と勉強になりました。

まとまった時間があればしっかり勉強したいです。

以上、6月26日にちなんで書いてみたスティッチのお話しでしたが、実際はリロのお話しでした(笑)。

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