お昼にもなろうかというタイミングで衝撃的なニュースを目の当たりにし、久しぶりに"茫然自失"となってしまいました。
とても残念でなりません。
「Black Panther」の主演を務めた俳優Chadwick Bosemanがなくなりました。
大腸がんだったとのことです。(一部メディアでは結腸がんとも伝えられています。)
4年前から闘病生活を続けていたそうですが、残念ながらご自宅で息を引き取ったとのことです。
43歳だったとのことです。
Chadwick Bosemanが亡くなる
— Chadwick Boseman (@chadwickboseman) August 29, 2020
本当に今でも信じられない気持ちでいっぱいです。
多くの方はご存知かと思いますが、アメコミのマーベル作品の中でも、アフリカ起源のアメリカ人ヒーローはこの「Black Panther」が初めて。
実際興行収入は「Avengers」を超えるまでの成績を収めたのも記憶に新しいところです。
人気も根強かった作品に主役になるということは彼自身も大いに誇りに思っていただけではなく、多くのアフリカにルーツを持つアメリカ人の方々に強い影響を与えたのだと思います。
劇中随所に流れるKendrick Lammerの楽曲も良いアクセントになっておりました。個人的には好きなMCU作品のうちの1つです。
しかし、「Black Panther」はもちろんのこと、「Infinity War」や「End Game」の撮影中も化学療法による闘病生活を続けていたんですね。
2016年に病気が分かったということですから、「Captain America:Civil War」の撮影時にはもしかすると治療を開始していたのかもしれません。
43歳、まだまだ若いというか、私とそんなに年齢も離れていないので、そういう意味においても結構ショックです。
若かったからこそ、進行が早かったのかもしれません。何にせよ、残念です。ご冥福をお祈り申し上げます。
8月28日の記録
Chadwick Bosemanが亡くなった8月28日は不思議なもので下記のような出来事がありました。(予定含む)
- 「Black Panther」の原作者であるJack Kirbyの誕生日(1917/8/28)
- Martin Luther King, Jr.(キング牧師)の「The Great March on Washington」(ワシントン大行進)があり、その中での有名な演説「I have a Dream」があった日(1963/8/28)
- 今年のJackie Robinson Day(ジャッキー・ロビンソン・デー)が8月28日(例年は4/15だが、コロナウイルスの影響で延期、ドジャースのオーナー兼GMが、初めてロビンソンと会い、メジャーリーグでプレーすることについて話し合ったのが1945年の8月28日とのこと。)
「Black Panther」誕生の裏には公民権運動の影響があったという話しがあります。
そして、メジャーリーグで初めてのアフリカにルーツを持つアメリカ人選手としてプレーしたJackie Robinson。
「42」はそのJackie Robinsonの自伝映画になりますが、主役はChadwick Boseman。
出世作とも言われているようですが、本当に素晴らしい映画でした。
そして余談ついでに私が彼の名前を知ったのもこの映画が初めてでした。
アフリカにルーツを持つアメリカ人の方々に深く心の残る映画に出演していたんですね。
「Black Panther」の続編の話しもある中、色々と残念でなりません。
最後に、Instagramにこんな写真が。
撮影時が2018年9月13日とあります。
重度のがんを患う子供たちを見舞うための病院慰問の様子ですが、彼もまたこのときは大変な治療を続けながらも、病と闘う子供達を励ましに行っていたのかと思うと胸が熱くなる思いでいっぱいです。
強くて優しい、本当のスーパーヒーローでした。
安らかに、そしてWakanda Forever!
eye catch photo credit: Gage Skidmore Chadwick Boseman via photopin (license)
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